成長段階別に見る組織設計の考え方
執筆: Opal Compass Horizon — ノート、
組織の問題は、多くの場合「人の問題」として語られます。でも実際には、組織の構造が成長段階に合っていないことが原因であることが少なくありません。この記事では、従業員数の節目ごとに起きやすい変化と、必要な設計の視点を整理します。
10名の壁:創業者の目が届かなくなる瞬間
従業員が10名を超えると、創業者が全員の仕事を直接把握することが難しくなります。この段階で多くの企業が経験するのは、「自分が見ていないところで何かが起きている」という感覚です。
この段階で必要なのは、管理職を置くことより、情報が自然に集まる仕組みを作ることです。週次の短い報告の場でも、定期的に全員が状況を共有する習慣でも、形は問いません。
30名の壁:部門間の調整が増える
30名前後になると、部門や機能ごとのまとまりが生まれ始めます。この段階で起きやすいのは、部門間の情報共有が減り、調整コストが増えることです。
ここで組織図を整理することは有効ですが、組織図より先に「誰が何を決めるか」の権限の整理をする方が、実態に合っていることが多いです。
100名の節目:経営者の仕事が変わる
100名規模になると、経営者の仕事は「現場の問題を解く」から「方向性を示し、判断の基準を作る」に変わります。この転換に気づかず、現場に関わり続ける経営者が組織の成長を止めてしまうケースがあります。
この段階での組織設計は、経営者自身の役割の再定義から始まります。何をやめるか、何を任せるかを明確にすることが、組織全体の設計より先に必要です。
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